人生の節目ごとに行われる重要な儀式をまとめました。
- 初宮詣り(0歳)
- 赤ちゃんが生まれて初めて神社にお参りし、神様のご加護のもと、母子共に無事出産と言う大事を終えたことを感謝し、赤ちゃんが健康で立派に成長するように初宮参りをいたしましょう。
多くの場合、赤ちゃんは晴れ着を着ておばあちゃんに抱かれ、家族揃ってお参りされます。
古くから男児は31日目・32日目、女児は33日目にお参りするのが一般的ですが、あまり日数にとらわれず暖かい日や天気の良い日にご参拝下さい。
- 七五三詣(3歳、5歳、7歳)
- 昔より数え3歳の男女児・5歳の男児・7歳の女児が晴れ着を着て、家族揃って神社にお参りし、子供の成長を神様に感謝し今後更なる成長を祈願します。
3歳の「髪置(かみおき)」、5歳の「袴着(はかまぎ)」、7歳の「帯解(おびとき)」のお祝いを行います。
「髪置」は男女児ともに行われた儀式で、この日を境に髪を伸ばし始めました。
また男児は「袴着」で袴を着け始め、女児は「帯解」でそれまで付け紐で着ていた着物から帯でしめる着物に替えました。
数え年で行うのが本義でありますが、最近では満年令で参拝される方も増えております。
- 髪上祝(13歳)
- 数え13歳の少女は髪上祝をいたします。
13歳は自分の生まれた時の干支が初めて一巡する年であり、身も心も大人の女性へと成長する年令です。
- 元服祝(15歳)
- 数え15歳の少年は元服祝をいたします。
15歳とはかつての元服に由来し、武家の子息は元服を迎えると神社で武運長久を祈りました。
元服とは一人前の男として重要な責任と義務を負い、社会の仲間入りを果たす年令を意味します。
強い身体と精神力を持った「益荒男(ますらお)」として雄々しく男らしく成長するよう願い、お祓いします。
お正月に参拝されるとよいでしょう。
- 成人式 [成人奉告祭](20歳)
- 男女共に満20歳になりましたら神社にお参りをして、神様に自分の成長を感謝し、無事大人の仲間入りができたことを奉告します。
成人とはただ年令が20歳に達したからというものではなく、自分の行動全てに責任を持たなければならない立場になったことを自覚する節目なのです。
育てていただいた両親や地域社会の人々に感謝し、社会の一員として神前に誓いをたてましょう。
- 結婚式 [結婚奉告祭]
- 結婚は数ある人生儀礼の中でも最も晴れやかな節目となります。
神様のおはからい(御神縁)によって結ばれた二人の新たな門出を祝うと共に、神様の前で苦楽をともにして明るく幸せな家庭を築き、子孫の繁栄をはかる事を互いに誓い合います。
他の式場で挙式なされた方も、氏神様に奉告参拝いたしましょう。
- 結婚記念日祭
- 夫婦ともども健康で仲睦まじく過ごせたことを神様に感謝して、心新たにこれからも二人で力を合わせてよい家庭を築いてゆくことを誓い、お祝いする機会です。
結婚満 5年目 木婚式
満10年目 錫婚式
満15年目 水晶婚式
満20年目 陶器婚式
満25年目 銀婚式
満50年目 金婚式
- 還暦(かんれき)61歳
- 地方によってはこの還暦を一種の厄年としてあつかうところもありますが、当社では一般的に祝い年として扱っております。
それぞれの年には、10の干(かん)と12の支(し)が当てられています。
この10干12支の組み合わせで年は廻っています。
この組み合わせは60通りあり、生まれた年から数えて61年目にすべての「年」を廻り終え、生まれた時と同じ干支(えと)に還ることから数え年の61歳を還暦といいます。
第二の誕生を迎える事になぞらえ、昔から赤い衣装を着てお祝いしました。
還暦は大切な人生の節目です。
還暦を無事に迎えられたことへの感謝と、これからの人生の益々の充実を祈願し、お祓いを受けます。
- 古稀(こき)70歳
- 唐の詩人杜甫(とほ)の「曲江の詩」の一節に「人生七十古来稀」にちなんだといわれています。
「人生五十年」といわれた昔はまさに70歳まで生きるという事は稀だったのでしょう。
- 喜寿(きじゅ)77歳
- 「喜」を草書体にすると七十七に似ている事からつけられたといわれています。
- 傘寿(さんじゅ)80歳
- 「傘」の略字が八十に似ている事からつけられたといわれています。
- 米寿(べいじゅ)88歳
- 「米」という字を分けると八・十・八になる事からつけられたといわれています。
- 卒寿(そつじゅ)90歳
- 「卒」という字の略字の「卆」を分けると九・十と読める事からつけられたといわれています。
- 白寿(はくじゅ)99歳
- 百から一を取ると白になるところから、白は九十九に通じるといわれています。